書道家になりたい。
そんな思いのある方も、日本には多いかもしれません。
2005年から書道の仕事をしてきた私からの意見として、少しでもそんな悩みがある方々のお力になれればと思い、記事にします。
まずは、ChatGPTに「書道家になる方法」を聞いてみました。
そしたら、まぁまぁ分かりやすかったので、こちらに記載しておきます。
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書道家として活躍することは、日本の伝統文化を継承しながら、自身の芸術性を表現する素晴らしいキャリアです。しかし、その道のりは一朝一夕にはいきません。ここでは、書道家になるための具体的なステップを紹介します。
1. 書道の基礎を学ぶ
書道教室に通う
まずは、書道の基本技術を習得するために書道教室に通うことをお勧めします。経験豊富な先生から直接指導を受けることで、正しい筆の持ち方や運筆方法、基本的な書体(楷書、行書、草書など)をしっかりと学ぶことができます。
自宅での練習
書道は練習が不可欠です。教室で学んだことを自宅で繰り返し練習することで、技術の向上が図れます。毎日の練習時間を確保し、コツコツと続けることが大切です。
2. 書道の知識を深める
書道の歴史と文化を学ぶ
書道は単なる技術だけではなく、その背景にある歴史や文化を理解することも重要です。書道の歴史や有名な書家の作品を学ぶことで、自身の作品に深みが増します。
書道関連の書籍を読む
書道に関する書籍や専門誌を読むことで、最新の情報や技術、作品の傾向を把握することができます。特に、名作や名筆の鑑賞は、自分の創作活動に大きな影響を与えます。
3. 実績を積む
書道展に参加する
自分の作品を発表する場として、書道展に参加することは非常に有意義です。審査を受けることで、客観的な評価を得ることができ、自身の技術向上にもつながります。また、入賞することで実績を積むことができます。
公開書道パフォーマンス
公開書道パフォーマンスやワークショップなどに参加することで、自分の技術を多くの人に見てもらう機会を増やします。これにより、知名度が上がり、ファンを増やすことができます。
4. 師匠を見つける
尊敬する書家を見つける
自分が目指すスタイルや哲学を持つ書家を見つけ、その人の下で学ぶことも一つの方法です。師匠から直接指導を受けることで、技術だけでなく、書道に対する姿勢や考え方も学ぶことができます。
5. 自分のスタイルを確立する
オリジナリティを追求する
基礎がしっかりと身についたら、次は自分のスタイルを確立することを目指しましょう。他の書家の影響を受けつつも、自分だけの独自性を持った作品を作ることが大切です。
継続的な学びと挑戦
書道は一生をかけて学ぶ芸術です。常に新しい技術や表現方法を探求し、挑戦し続ける姿勢が求められます。時には新しい書体に挑戦したり、異なる素材を使ってみることで、自分の可能性を広げることができます。
6. プロとしての活動を開始する
教室を開く
一定の技術と実績が備わったら、自分の書道教室を開いて生徒を指導することも考えられます。教えることで、自分自身の技術を再確認し、さらに高めることができます。
展示会や作品販売
個展を開いたり、作品を販売することで、書道家としての活動を広げることができます。特に、オンラインでの作品販売やSNSを活用したプロモーションも効果的です。
まとめ
書道家になるためには、基礎技術の習得から始まり、知識の深耕、実績の積み上げ、師匠からの学び、自分のスタイルの確立、そしてプロとしての活動開始といったステップを踏むことが重要です。これらを一つひとつ着実にクリアしていくことで、書道家としての道が開けます。何よりも大切なのは、書道への情熱と継続的な努力です。夢を持ち続け、日々精進することで、素晴らしい書道家への道が拓けることでしょう。
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結構、分かりやすいですよね。
この道で20年ほど活動していますが、大体これが書道家になるために必要なステップかと思います。
書道家として、「書道家になるには」のアドバイスをすると
・教室をする
・作品を販売する
簡単に書くと、書道家の収益方法はこの辺りに落ち着きます。
もちろん、アイデアを出せば出すほど、新たな仕事を生み出すこともできます。
ただ、正直なところ、この業界を知っている身として言えるのは、そんなにすごく稼げるというわけではありません。
お金を稼ぎたいがために「書道家」になるのであれば、書道一本というのはオススメしません。
この道でどうしても研究したいことがあるのであれば、良いかと思います。
筆者の私も、この道で研究したいものがあり、この道一本で2005年から活動を続けてきました。
他の書道家にも繋がりはたくさんありますが、みんな悩みながら、人生をかけて書道家をしています。
ですので、安易な考えで「書道家になる!」というのは危険な思考ではあります。
ただ、「書道を学びたい」という気持ちはとても共感します。
これからの時代、「書道というものの可能性」はまだまだあります。
日本だけでなく、海外で活動するという手もあります。
掘り起こされていないチャンスはたくさん。
この記事を読んでいるあなたにとって、最高の書道ライフになることを心からお祈りします。
プロフィール
杉田 曠機(すぎた こうき)
1983年3月宮崎県生。鹿児島大学工学部卒。在学中に書と出会い、「和」の探究へ。世界的ブランドやホテル、アメリカの美術館、神社仏閣へも作品収蔵。その他、個人、企業、ブランド、施設など、様々な媒体とのコラボや、デザイン/ギフト作成を行なってきた。各国首脳が集う会合や国際的な展示会にも出演。日本文化の発信、書道・芸術活動を主に、世界で活躍している。