篠田桃紅先生が亡くなりました。
享年107歳。
死ぬまで現役を貫き通した、素晴らしい人生であり、
女性アーティストにとっては、茨の時代を生き抜いた先人だったのだと思います。
篠田桃紅先生が近づいていた1ヶ月
先月、東京のコンラッドホテルで打合せに行った際に、
先生の作品があり、元気されてるかなと思っていました。
同行していた方にも、篠田先生の話をして、私にとって憧れの1人なんですと伝えていました。
その後も、別の方からも篠田先生の話題が出まして、
先生と御縁のある方をご紹介いただくことになりました。
そして、3月に、先生の展示会を観にいく予定をたてた数日後、
ニュースがありました。
虫の知らせのように、
彼女の存在が近くにやってきてた。
何かのメッセージだったのかな。
私にとって、篠田先生は目指す1人
昔、彼女の作品を観て、涙が止まらなくなりました。
もうどんな作品だったか覚えてなくて、
強烈に美しさを体感した、
あの記憶は、本当に大切な宝物です。
あの作品の美しさを描きたい。
その衝動が、今の自分を支えています。
ずっと憧れる存在です。
もうすぐ会えるかもと思った矢先に旅立たれたけれど、
この流れには意味があるように感じています。
作品を描こう。
もっと美しく、心を打つような作品を。
先生、ありがとうございました。
作品と出会わせてくださり感謝します。