新しい時代 / Line of Life コワーキングスペース秘密基地にて

書道家 Artist 杉田廣貴 blue impact 2012 制作
blue impact 2012制作 ©Koki Sugita

 
 
 

個が確立されているから、今はお互いをシェアする時代

昨日、

建築家であり、

北九州を起点に地域活性化の新しい仕組みを作られている、

コワーキングスペース「秘密基地」

のオーナー岡さんと夜中まで話した。

建築家としてイギリスでも仕事をしてきて、

地元の北九州へもどり、

建築の枠をこえている生業。

相手のことを心から考え、

家やお店をつくる上で、ほんとうに最適な投資を提案する建築コンサル。

また、このコワーキングスペース「秘密基地」の運営。

その中で行なわれている創世塾を機に得た「それぞれのプロフェッショナル」とともに

一般社団法人まちはチームだ、を立上げた。

「各個人」だったプロフェッショナルが、

1つの場所から行政も相手にする法人となった。

地域活性の新しいカタチを提案していっている。

開店からたった3年で、全国からも注目されるコワーキングスペースになってる。

 
 

お付合いは3年ほどになるけれど、

私は北九州在住じゃないので、
北九州へ出張の度にお邪魔しています。

岡さんとは、会う度に熱い話になってしまう。

私の祖父が、戦後の宮崎県の町を作っていった建築家でもあるから、

どうしても、建築家の方への憧れは出てきてしまう。

4,5時間も語らったのは、ちょっと申し訳なかったけど(苦笑)

 

先日の出張中、お話をして尚更リスペクト感が高まった。

 
 

13歳から建築家になると決めた

人の歴史や生き方、ストーリー、価値観を聞くことが大好きな私は、

色々とお話した中で、一番衝撃的だったのはココ。

 

中学1年生で「建築家になる」と決めたこと。

当時、建築の勉強ができる教育がなく、学校の先生も教えられるはずもなく、、。

建築の本を買っては読み漁っていたと話していました。

またイギリスの大学へ行ったとき、

19歳の男の子がすでに建築のプロフェッショナル並みの能力と考えを持っていたそうです。

なぜか?を聞いたら、

岡さんよりも、もっと早い段階で「おれは建築家になるために生まれてきた」と決断し、

建築家のプロフェッショナルになるための努力だけをしてきたと話されていました。

早い段階で「決断」する大切さを振り返れました。

空間と精神状態

今後の杉田の作品には、

「空間」がとても重要な価値になるので、

今、そこを必死に学んでいます。

観る、聞く、学ぶ。

その毎日。

岡さんの「空間」への知識と理論は、

ほんとうに勉強になる。

 
 

今回は、来年行なう言葉ギフト展にむけたヒントを教わった。

空間で、観る人の安心や居心地の良さ、内観状態をつくる方法。

それは勉強になった。

「空間」と「光と影」

うまく活用して、今後に表現していきたい。

個が確立しているから、共存・共栄できる

10年前の世界観と、

今の時代の世界観は大きく変わってる。

それは、

人間が生きる上での考え方も変わっているという事。

個は会社の一部だった時代から、

個の自由化が始まり、個でも生きれる時代が始まった。

その時代も終わり、

今は個が集まって、コミュニティとなり、それぞれの能力をシェアする形で大ききを成すことが主流になりつつある。

その典型的なビジネスモデルが「コワーキングスペース秘密基地」だなぁと感じた。

でも、これって、縄文時代の考えにも似てたりする。

戦うのでなく、否定するのでなく、認め合い、力を合わせて、共存していくコミュニティ。

これもまた面白いサイクルだなぁと感じた。

このスタイルについても、今後の動きのいいヒントとなった。

 
 

岡さんとは、毎回、お会いする度に、深い話になる。

今回も夜遅くまで、さまざまな話が出来た。

気付いたら、深夜1:30過ぎてて(苦笑)

ほんと、すみませんでしたm(_ _)m

もっと表現を楽しんでいこうと思えた夜でした。

御縁に感謝!

コワーキングスペース 秘密基地ホームページ