時間という奥行き

過去を感じる地面

文字を書く時、

時間が何より大切だと学んだ。

書く時の、

時間。

その間。

それが作品の深みにもつながってる。

先日、とある廃墟のような建物に入って、

その屋上の地面に、

時間という奥行きを感じた。

長い間かけて、この模様になった。

そこに奥深さを感じる。

存在感を感じる。

きっと、江ノ島神社へ奉納した杉田の作品のように一千年後に、あの作品をみたら、

その存在感は今とは違い、

奥深さをもってるのだろうなと思う。

ただ、やっぱり、

その奥行きを、

一瞬の手の動きの中で表したい。

たった数秒の中で表したい。

文字を書く時に、

時間が何より大切だと学んだ。

実際に書く間。

そこに至るまでの鍛錬の時間。

これからの未来への時間。

様々あるだろうけれど、

その全部で、

超越した一枚を作りたい。