人生最初に出会い憧れた芸能人でした。

書道 華
書道 華 ©スギタ コウキ

きっと当時、けんさんは35才くらい。

加トちゃんケンちゃんごきげんテレビのロケで自分が住んでいたアパートの2階にやってきた。

外が騒がしいなと思ったら、

アパート全体に野次馬が集まっていて、囲まれていた。

地域の人が聞きつけたのか?

見たことのないほどの人の量。

あのとき、家の中にいて、外に出てみたら、そんな状態。

なんやろ?

と思ったら、「志村けんが来てる〜〜」って声。

番組を見ていた自分は必死こいて探したら、階段を登ってた。

周りを囲む野次馬の方々とは違い、

アパートに住んでいる人の特権で、けんさんの元へ走った。

当時6〜7歳くらいだったのもあったから。

大人だったら無理だったろうな。

階段を登るけんさんの後ろにくっついて、

お家に入る直前に握手を求めた。

番組撮影中。

今思えば、そんなタイミングで握手求めるなんて、よくない。

非常に、よくない。

そんなガキんちょの杉田にも、

握手して、

笑顔で「おうおう」って言ってくれた。

今でもよくあの時の表情を覚えてる。

あの時の高揚感も覚えてる。

そのくらい、カッコ良かった。

あの時の表情は、本当カッコ良くて、手も厚くて、志村けんさんってこんな人なんや!

と感動してた。

ワクワクしてた。

その時から、自分の中で大好きで憧れのコメディアンとして、ずーっと存在してた。

そのおかげで、ずっとお笑いが好きだったんだと思う。

 
 

でも、

コロナウィルスで亡くなる人生とは思わなかった。

これは悔しい。

ただ、世界のコロナウィルスの現状を知ると、亡くなる可能性が高いのも分かっていた。

海外のどの情報を見ても、それは明確だった。

 
 

Twitterにもあるように、

「だいじょぶだぁ」

って声を聞きたかった。

きっと志村さんに影響を受けた多くの人がそう感じた今日だろう。

 
 

ご冥福をお祈り申し上げます。