現代の書道界は音楽のジャンルで例えると分かりやすい

現代の書道は音楽で例えると分かりやすい

杉田が、書道界について、イメージする時によく例えるのは、音楽業界です。

アート、華道、茶道なども同じように当てはまります。

音楽を聴いている人が多い上、伝統文化よりも身近な存在なので、皆様にも理解がしやすいはず。

 
 

2-1 音楽に、どのくらいジャンルあるか知ってます?

音楽のジャンルには、ロック、フォークソング、ジャズ、クラシック、EDM、ヒップホップ、カントリー、演歌、J-POP、K-POPなどなど。

「音楽」という物一つに、様々な分野がありますよね。

じゃあ、いくつあるのか。

こんな時のためのウィキペディア

リンク先をみた方、今の杉田の気持ちがわかると思います(笑)

数えたくありません。

そう、数えきれないほど、ジャンルが存在します。

実はジャンルとしての言語にはなっていませんが、

この数くらい、今の書道界にはジャンルが分かれています。

厳密に分けていくと、そのくらい、あります。

 
 

2-2 毎日、クラシック音楽だけしか聴かない人ですか?

もし、あなたが書家で、

「正統派が絶対で正しい!!」と言っているのなら、

おそらく、音楽もクラシック音楽しか聴いてないのでしょう。

他のロックやジャズなんて、音楽じゃない!!ですよね?

そういう人であれば、きっと「正統派だけが本物」と言えるでしょう。

そして、二度とロックやジャズ、アイドル音楽、J-POPや演歌など、派生して生まれた音楽は聴かないでください。

もし、あなたが一度でもJ-POPなどの音楽に勇気をもらったのであれば、正統派だけが本物ではないという事です。

やはり、そうしたジャンルにも「本物」は生まれます。

今、音楽業界では楽譜は読めないけど、世界的なアーティストになっている人も出ています。

YouTubeで音楽に感銘を受け、小さい頃から独学で音楽を作って、今ではヒット曲を沢山出しているアーティストもいます。

じゃあ、彼らは「本物」ではないですか?

本物なはずです。

2-3 現代の書道も、音楽業界と同じような状況

現代の書道は、まさに同じような状況と言えます。

確かに音楽でのクラシックが偉大なように、書道の「古典」は偉大です。

それがあるから、現在の全ての書道が生まれています。

王羲之や顔真卿、空海や良寛といったスターは歴史上に多くいます。

彼ら、それぞれに歴史があり、文字があります。

彼らに学び、どの文脈で自分の書道を表現するかも大切です。

杉田も、多くの先人の生き方や歴史、書物をみて、学び、ファンになってきました。

「正統派の書道」が、現代の人々の「ウォンツ」に合うわけではありません。

 
 

まとめ: あなたが、その道の本物になることが大事

文化というのは派生派生から誕生して、脈々と受け継がれています。

私たちは、その視点を忘れてはなりません。

この流派が正しいと言っていては、文化の本質には気づけない。

全てが循環して、融合していってます。

いつも、最初に道を作った人は、茨の道を切り開いて進んだものです。

整頓された道を通りたい人、

茨の道を通りたい人、

私たちの好きなように進めば良い。

あなたの好きなように。