「プラスチックの海」
10月に試写会に参加させてもらい、マイクロプラスチックの存在を知りました。
https://unitedpeople.jp/plasticocean/
2年前から地球温暖化防止の事業をされている会社と組んでアートプロジェクトを準備していて、バイオマスプラスチックを扱ったアートを創ることを考えていたので、この試写会に参加しました。
プラスチックは、未来の子供達にも影響している
今、私たちが使うプラスチックが魚や鳥を殺していること。
また、プラスチックの毒素を体内に含んだ魚や鳥を、私たちは食しているのを知っていますか?
自分たちの業は、巡り巡って、DNAを伝わって、未来の子供達に影響していく。
今日の快楽のために、未来を壊す。
しかし、その恐怖とは裏腹に、彼らの削られた様は美しかった。
海を渡って磨かれた「美しさ」
「安らかに眠れ」
そんな思いで、彼らの保管庫(墓標)を作品にしています。
タイトルは、「HUMAN HISTORY」
イギリスの芸術家 ダミアン・ハーストの「NATURAL HISTORY」に導かれて、数年前から準備していたシリーズの第一弾です。
「人類史」
私たち人類の記憶を、保管する装置。
様々な形で、このシリーズを行っていこうと考えていました。
その一歩めに、マイクロプラスチックを保管する事にしました。
100年後、200年後に、もしこの世界が荒廃していたら、その原因は今の私たちにある。
自分たちへの警鐘と同時に、その物たちの美しさを残す。
文字を書いているのは、彼らが地球に害のある物として生まれたのではなく、
愛や情熱、誰かのために生まれた存在だと言うことを記すため。
また、その文字で、
「安らかに眠れ」
と、墓標として、彼らを思うためです。
その方法は、一見、日本的な形にも見えますが、
近年、西洋の社会学で言われている「アクターネットワーク理論」も参考にしています。
参考
小倉城4Fギャラリーにて、1/17まで展示しています
この作品は、福岡県北九州市にある、
小倉城4Fギャラリーにて展示しています。
2021/1/17までの展示です。
ぜひ、お越しください^^
展示会の詳細は、こちら
小倉城で開催されている杉田廣貴展 第二部の詳細は、
https://sugitakoki.com/news/kokuracastle-sec2/
で、ご確認ください。