インスタグラムで、1年で1万人のフォロワーがついている写真家の栗山さん。
の、インスタグラム講座へ参加した。
目からうろこ。
アーティストという仕事もあり、プロの写真家との出会いも多い。
だからある程度、写真についての知識や考えを語らったこともある。
だけど、栗山さんの講座を聞きながら、
広告写真家と、インスタグラフィーから生まれたフォトグラファー(通称:インスタグラファー)は、
まったく違うことが分かった。
インスタグラムのフォトグラファーで成功している方々の殆どは、もともと素人。
しかも、独学。
そんな彼らが、広告写真家の約20倍の金額(価値)で、ナイキやアップル、トヨタと仕事している。
中には、「モバイルフォトグラフィー」というジャンルまで存在する。
スマホやiPhoneで撮影した写真を扱う芸術家みたいなもの。
時代は変化している。
伝統や技術を扱う人が、
「古典」とはこういうもの、「伝統」とはこういうもの、「技術」とはこういうものと主張するが、
おそらく、
この時代の変化を見ないフリをすることは、
みずから衰退を選んでいると気付くべきなのかもしれない。
講座を聞きながら、少しゾッとした。
「独学でやってる素人どもが」
などとバカになんて出来ない。
今の時代に、ちゃんと価値を生み出しているのだから。
今の時代の「正解の1つ」を見せてくれているのだから、
学んだほうが得する。
ターゲットの流れ
フォトグラファーと、インスタグラファーは、
ターゲットが全く違う。
インスタグラファーの大まかなターゲットは、「広告写真を嫌う人」
スマホが当たり前になり、
商品をインターネットで購入するようになったスマホ世代にとって、
「広告写真」というものは「スルー」するためにある。
企業が買わせるために作られた写真だからだそうだ。
無意識に「広告写真」に対して、「イヤ」という心理的な行動を起こしてしまう。
いくら「広告写真」にお金をかけても、それを「嫌」とする世代へのアプローチしても売れない。
つまり、このターゲットに対しては、
「広告写真」が売れなくなっていく。
彼らはじゃあ何に心が響くのか?
そのデータは、インスタグラムでとれている。
20-30代の若い層がみるインスタグラムで、
数多くの人に「フォロー」されている人の写真はまさに、彼らが「好き」と感じる写真。
企業が何かを売りつけるためにつくられた「広告写真」ではなく、
誰かのライフスタイルやセンスが光る「写真」に目がいくし、「かっこいい!」となってファンになる。
てなれば、簡単。
企業は、インスタグラムで活躍しているフォトグラファーの写真を活用すれば、スマホ世代が「見てしまう」写真で戦略を立てられるわけだ。
だから彼らは「価値」になる。
たとえ独学で始めようとも、デジタル一眼レフで、自分の才能やセンスを発揮したアカウントを作っていれば、誰かの目にとまり、それで起業できるわけだ。
栗山さんの話をきいていて、そう感じた。
プロこそ、学んで始めるべき
今回の講座をうけて感じたのは、
プロの写真家こそ、「技術」をもっているのだから、インスタグラム用の「ハウツー」を学びさえすれば、ハネる可能性は大。
また、アーティストや伝統工芸士、ミュージシャンなど、インスタグラムをちゃんと活用すれば、世界で活躍する可能性は沢山あるなと思った。
もしインスタグラムで人気にならなくとも、
自分のウェブサイトや、Facebookなどにも活用できる内容だった。
もし気になる方は、彼の講座を受けてみるのをオススメします。
彼の講座は、
福岡の北九州、コワーキングスペース「秘密基地」の創生塾でも開催されている。
いいご縁をいただきました(^^)