自分にとって、メンターとは誰か?師匠とは誰か?
問われた時に、よく頭に浮かぶのは、自然。
そこに咲く花であり、鳥の羽ばたき方だったり、月の穏やかさであったり、太陽の輝きであったり、土の温かさであったり、木々の美しさであったり。
一番大好きなのは、風。
甲乙つけちゃいけないんだろうけど、
なんだか、いつも風が好き。
風の文字の中は、龍と言われていて、龍が翔ている様を風と呼んだという言い伝えを、すごく信じていて。
風が吹くときに、龍と会話しているような感覚になる。
そんなように思うのは、自分が書で描きたいものが、自然の線だからかも知れない。
どんな先人の作品を観ても、ピンとこない時があって、川の流れや、風の動きを観ているとピンと来る時がある。
自分がずっと描こうとしているものは、そこに在る線。
無垢であり、時に極まりないほどの畏れであり。
彼らの事を見失った作品もいっぱいある。
今回のNYへ向けた制作でも、そう感じる作品がある。
一体になる事を忘れてはいけないと、気付かされる。
エージェントがいたり、企業スポンサーがついたり、プロデュースが入ったり、色んな人が自分に意見してくる事で、
久しぶりに混乱してしまい、体調を崩してしまった。
色んな人の視点があっていいと思うが、
創るのは、あくまで自分である。
何を大切にし、何を表現しようとしているのか。
ちゃんと理解していたつもりだったが、、、。
今日、風を聴きながら、思い出した。そしてパワーも出てきた。
誰がいようと、来ようと、杉田はここに在れという試練なのだろう。