雨だれ、石を穿つ

杉田廣貴 神社奉納
杉田廣貴 神社奉納にて 2016 / ©Koki Sugita

6歳から18歳まで、

それなりに剣道をしていて、

中学時代の自分の姿をみて、

引退時に部活顧問からもらった言葉がある。

「雨だれ、石を穿つ」

Constant dripping wears away the stone.

書を始めた時、この言葉を自分の軸に置き直して歩んできた。

この言葉がなかったら、続けてこれなかった。

「どんなに弱い力でも打ち続ければ、大きな石に穴をあける。」

書を始めてから、

「ダメだ」「やめろ」「絶対にうまくいかない」

と言われようと、

「一」を打ち続けていれば、

きっと大きな穴が開く。

そう信じてきた。

だから、

上記のような言葉を聞いたときは、

「今に観てろよ」

と心の中で闘志を燃やして進む。

 
 

今でも、この気持ちは変わらない。

つい最近、続けてきたからこその変化が訪れた。

また、この言葉を思い出した。

恩師に感謝。