いい写真が撮影できたからアップしようとして、
ふと頭をよぎった。
この写真をみて、
「怖い」
と思ってしまう人がいるかも知れない。
家族の虐殺や難民を経験した女性や、
仲間の死や、自分自身も爆撃をくらったことのある元兵士。
のような同世代の人間と出会ってきた杉田にとって、
他人事じゃない感覚でもある。
歴史上、この地球で争いがなくなったことは一度もない。
戦後なんて一度もない。
いつもどこかで争いが続いてる。
個人間、協会間、コミュニティ間、国間。
同じ民族社会の中でも対立しているところがある。
個人間でも嫉妬などで対立するところがある。
やっていることが、
「戦争」という言葉でごまかされていて、
人間の「争い」の本質はいつも同じなんではないか?
と感じることがある。
ただ、
どの場にも、
そこには「命」があり、
生きてきた「人生」があり、
大切な「人」があり、
育ててきた「環境」がある。
それへの敬意は忘れないでいたいし、
その上で、
文化やアートに出来ることが何か?
いつも考えてる。
8月15日は日本の終戦記念日。
日本が、終戦を決めた日。
平和について考えながら、
この花火を
「怖い。」
と思わない世の中でありますようにと、
祈る。
世界中の火が、
人を殺めるものでなく、
人を彩るものでありますように。