人生において、
初体験はいつでもドキドキする。
緊張がないといえば、嘘になるが、
緊張よりも、初体験は、いつもワクワクが勝ってしまう。
そして、初体験は脳の刺激になって、人を若くする。
もし長生きがしたいなら、
いつも若々しくいたいなら、
毎日に新しい体験を増やすことだ。
その点、杉田は常に新しい体験と発見の連続で、
いつまで経っても、大人になれない。
そもそも、会社で働いた事も属した事もないから、社会人にすらなれてない。
「社会人」というワードを言うとき、いつも躊躇している。
話は逸れたが、
初体験は、誰にとっても、大事だ。
もしアナタが人生を面白くしたいなら、ルーティンにはまったロボットのような人生を贈るのでなくて、
日常の中で、「非日常を発見する力」を磨くことが大事だ。
そう、私たちは、頭の中で、勝手にルーティンだと思ってしまっているだけで、
今日の雲の形も、空の色も、太陽の輝きも、風が吹く方向も、この空気も、物の位置も、人と話す内容も、
すべて違うのだ。
それに気付けたら、今日この瞬間が、まったく新しく、鮮やかで美しいものに変わるはずだ!
そんな杉田も、毎日が新しい。
この1週間は、「禿(はげ)」という字を何度も書いた。
マジメな仕事だ。
ニューヨーク初個展の時に出会った友達が会社をしてて、依頼された案件。
店舗の文字の一部なんだが、
ずっとマジメに書いていた。
書いて、書いて、書き続けて、100枚をゆうに越えようとしたとき、
そう、頭の中で歌が流れてきたのだ。
Wow,ファンタスティック・ゲーハー
マジメな仕事なのに、時々、笑ってしまう。
だけど、私はマジメに書いたのだ。
ペっぺっぺ!
と歌い声が、頭に焼き付いていく。
ただひたすら書いて、和紙を置いていく。
そのリピートを繰り返し、
イメージに合う文字を書き上げ、
終わったー!!と、
後ろを観た時、愕然とした。
自分が書いた「禿」たちが散らかっている光景。
そこで気付いたのだ。杉田は。
「こんなにハゲ散らかしたの、初めて!!」
そう、前半で語った「初体験」。
マジメに書いてた私は、
子供に戻ったかのように、
「Wow!ファンタスティック・ゲーハー!」
と叫んでしまった。。(T~T)
禿の文字たちに愛着があるので、
「この、ハゲー!!」
とは一切出てこなかった。
禿げ散らかすの語源は、ここにあった。
きっと昔の書家が、散らかしたことがあるのだろう。
この言葉を作った人の気持ちに気付けた初体験でもある。
おそらくロゴに決まるのは、1/100であり、どの1枚が選ばれるか分からない。
書いた文字たちは捨てないので、100枚ほどの「禿」が残る。
かっこいい禿ばかりだ。
今、杉田のアトリエに、かっこいい禿たちがいっぱいいる。
とてもファンタスティックなゲーハー達だ。
それと同様に、
世の中には、かっこいい禿がいっぱいいる。
とてもファンタスティックなゲーハーの方々だ。
大切なことに気付いた、初体験。
そして、初体験の大切さを思い出した、機会。
ほんとうにありがとう。
人生は、感動に包まれている。
今日も、感動中毒していこう。
あなたの人生の歓びは、あなたが見つけるのだ。
ファンタスティックにゲーハーしていこう。
このあと、前に記事を書いた株式会社yuhakuさんの企業理念の最終仕上げと、
イギリスからの大作依頼分を制作。
著名ブランドのクライアントから、杉田の文字が欲しいとオファーがあった。
これもまた初体験。
どんな発見があるか!
楽しみだ。
その話は、またいつか書く機会があれば書こう。