(今日、記すことは、自分への記録のために)
昨日(6/22)、私を育ててくださった内の一人で、大切な方が旅立った。
たくさんの事を教わった。
1番印象として残っているのは、
何歳になっても、挑戦し、やり遂げる事ができるということ。
2番目は、
誰もがムリと思っても、自分が信じていれば、必ず出来るということ。
そして今日、
大往生とは、本気で生きてきた人の人生の最期を見せていただいた。
経営者としてもそうだけれど、人間として、一人の先輩として、心から尊敬し、力を下さいました。
70歳で大学に挑戦し、在学中に病が発症、1年の闘病後、それでも踏ん張り卒業した期間では、
何歳になっても挑戦し達成することの大切さを教わり、
当時の自分が挑戦しないことが恥ずかしく思え、自分を奮い立たせてくださる存在だった。
私がアメリカで個展をしている最中、
「もうダメかも知れない」という連絡をうけた。
それでも奇跡の回復をし、立ち上がるまでになり、家で生活できるようになった。
その理由が、「廣貴くんが頑張ってるんだから、負けちゃおれん」と言ってくださった事を聞いた。
純粋に嬉しく、頑張ろうと思えた。
その姿に、周りがムリ・ダメと思っても、本人が信じていれば、必ず現実を創れるという事を学んだ。
そして、今日。
最期に発した言葉は、
まわりの誰もが聴こえる大きな声で一言。
『ありがとうございました。』
だったそうだ。
最期は大好きな家でと心に決めていたそうで、本当に家の中で苦しむことなく、安らかに旅立ったと聞いた。
愛する人と、愛する家族と、ともに。
大往生だったと。
7月に会いに行く日程を決めていたので、
正直なところ、少しだけ寂しい。
色々とお伝えしたいことがあったのは確か。
たくさんの事を教えてくださった。
だけれど、そうした最期をお聞きして、清々しさが、心の中を駆け巡っている。
最期まで、私にもメッセージを残してくれたのだと感じている。
私も、大きな声で『ありがとうございました。』
そうやって、心から命から、誇れる一生を歩んでいく。
そんな事を改めて味わせていただいた。
もう、感謝しかない。
心に唱えている。
『ありがとうございました。』
自分の一生を誇りに感じ、感謝ができる毎日に、
今日からまた歩んでいこうと思えた大切な別れでした。
PS.
早いうちに、パリに行きます。
杉田廣貴